お産⑤
22:30 晩ご飯を食べテレビを見てぼんやり。
10分から15分周期的に痛いかな。
けど昨日と同じような痛みだし、今夜も前駆陣痛かぁ。
夫から京都へ着いたよとの電話。
両親もとっくに眠り、私も寝ようと横になるが痛くて眠れない。
横になっているのが辛い。
寝るのを諦めてソファに移動。
立ったり座ったり四つん這いになったり歩いたり。
合間合間にうとうとしたり、お腹や腰をすりすり。
あぁいつまでつづくかわからないこの前駆陣痛よ・・・
3:00 もうかれこれ四時間以上周期的な痛みが続いてて心細さが限界。
母を起こそうかとも思ったがやめる。
昨日の今日だから母も疲れているだろう。
夜中に申し訳ないと思いつつ助産院の先生に電話。
「いつでもきていいがで。あんたが来たいときにきいや~」
「いや!昨日と同じ感じだからきっと偽物陣痛です!とりあえず朝日を見るまで家で様子をみます!」
昨日朝になって陣痛が遠のいたのがよっぽどトラウマ。
前駆陣痛の度に助産院に駆けつけていたらフライング三回もあっという間に使い果たしてしまう。
それにしても痛い痛い痛い。
5:00 悪寒で全身がくがく。
そうだ風呂に入ろう。
風呂に入るが痛みはちっとも変わらないが寒さは少しまし。
途中おしっこに起きた父が「風呂に入りゆがかえ~大丈夫かえ~」と声をかけてくれる。
風呂から上がる。
腰を中心に全身がずーんとした痛み。更に更に痛い!
座っていることもできなくて、朝靄の中家の前の坂を上ったり下りたり。
母が心配そうに見てくれている。
家に入る。更に更に更に痛い!
迷うことなく先生に電話「先生痛いんです!偽物か本物かわからんけどいきます!」
とだけ言って電話を切る。
「助産院連れてって・・・」
慌ただしく動き始める両親だが、なんせ昨日の今日で偽物の可能性もあるから余裕がみられる。
父「腹へった」
母「パン焼こうか?」
父「えい。持って行く」
パンの用意やお茶を沸かしたり新聞鞄に入れたり・・・
どうでもいいから早くして~!!!
痛みで言葉を発することができなくて悔しくて泣ける。
その姿を見た両親はようやくエンジンがかかったようだ。
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